
2025.5.27
定番商品よりもシーズン商品の多い業界(アパレル業界等)では特に、シーズンごとに在庫を残さないように商品をコントロールすることが必須とされています。日々多くの商品や店舗を管理されているMD(マーチャンダイザー)やDB(ディストリビューター)の方々には、次のようなお悩みがあるのではないでしょうか。
・店舗数/商品数が多く、個々の売上や在庫状況を把握しきれない。
・店舗ごと/商品ごとに売上のムラがあるが、調査する時間がなく、対処できない。
・販売不調の商品が店頭に置いたままの状態になっている。

この記事では、アパレル業界では特に欠かせない、商品コントロール業務の効率化の方法について、主に店舗に対する移動指示業務を例にとって解説します。
【こんなことが分かります】
①:適切な商品コントロールによる売上増加の方法
②:MD/DB担当者の業務負荷を下げる方法
③:最新技術を用いた適切な商品移動指示業務運用の方法

目次
・MD/DBに求められる業務とは
・MD/DB担当者の業務効率化のためには
・AP-Visionの活用例
MD/DB担当者に求められる業務とは
アパレル業界・シーズン商品では特に、商品が店舗へ投入されてからシーズン終了までの
時期に応じて、MD/DB担当者に求められるアクション内容は変化していきます。

こちらは、あるシーズン商品にフォーカスした場合の、商品の店舗投入後、徐々にピークイン・ピークアウトしていくプロパー販売期と、
シーズン終盤に在庫売り切りを目指すセール販売期の移り変わりを示しています。
この各タイミングごとに、求められる推奨アクションも変遷していきます。
①シーズン前半:全店舗で売上良好な商品
在庫切れによる販売期間損失を防ぐため、補充計画や倉庫在庫を加味した迅速な追加投入が必要

②シーズン中盤:各店舗で売上にばらつきが出始める商品
不調店舗から好調店舗へ在庫を移動し、在庫欠品/過剰投入を防ぐための精緻な店間移動が必要

③シーズン後半:全店舗で売上が鈍化してくる商品
プロパー期終盤の事前期中売変、セール期のセール売変やアウトレット移動等による売切施策が必要

但し、多品種・多商品・多店舗・他ブランド等、該当商品・店舗が増えれば増えるほど、
細かなアクションを実施するには膨大な作業時間が必要になります。
MD/DB担当者の業務効率化のためには
1シーズンの各タイミングにおいて、適切なアクションを人的作業で行う場合、的確な状況分析および分析結果に基づく担当者の判断、実際の各店舗への指示といった作業が必要になります。
例えば店間移動指示を例にした場合、
・商品ごとの売上推移/在庫推移状況の把握
・商品ブランドやアイテムレベルでの各種推移状況の把握
・店舗ごとの売上推移/在庫推移状況の把握
・店舗エリア単位や取り扱いブランド、ランク等のレベルでの各種推移状況の把握
といったように、状況分析の範囲も広がり、かつ適確な指示出しのためには、全ての商品・店舗のバリエーションを網羅した上での判断が必要不可欠です。
これは商品数及び店舗数が増えれば増えるほど範囲が膨大となり、現実的に漏れなく全体を把握することは不可能であると言わざるを得ません。

そこで、この状況分析および判断のシーンでシステムを活用することにより、MD/DB担当者が”漏れへの気付き”を得ることが可能となり、業務負荷軽減および適切なアクションによる売上増が可能となるのです。
AP-Visionの活用例
状況分析および判断にシステムを活用する例の一つとして、弊社AP-Visionの事例をご紹介します。
AP-Visionの商品コントロール機能により、
①:店間移動推奨商品の抽出
②:移動元店舗と移動先店舗の抽出
③:移動元店舗への移動指示
これらの業務作業を自動実行して、MD/DB担当者にアラームとして通知することができます。
分析・抽出作業をDX化することで、作業負荷を軽減したうえに、売上増効果が期待できます。
■MD/DB担当者の作業負荷軽減による販管費削減の例 ※弊社想定値

■ピーク時の適切な商品移動による売上増加の例 ※弊社想定値

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AP-Visionの商品コントロール機能は、MD/DB担当者様の業務を支援し、業務負荷軽減と売上増加を強力にサポートします。
実際の機能を用いた指示の流れを、デモンストレーションにてご覧いただけます。
是非お気軽にお問い合わせ下さい。
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